イライラするけど止まらない？働く女性におすすめの一冊を退職祝いに贈りたい！

退職といっても、今は転職して新たなスタートをきる女性も多いですが、新しいことを始めるのはいくつになってもそれなりに苦労があるものですよね。今回はそんな方への退職祝いにおすすめの本をご紹介したいと思います。
自分が渦中の人になったことがなくても、会社の人間模様にイライラしたり気が重くなったことってありませんか？「そんなのに振り回されない人間になりたいな」なんて思ってっもなかなか難しいですよね。そんな時、ふと頭に浮かぶと何となく考えが変わるような、そんな本って大人に必要な1冊なのではないでしょうか。

おすすめ本「どうしても嫌いな人」

益田ミリさんの「どうしても嫌いな人」は主人公のすーちゃんが「嫌いな人」に日々苦しめられるという内容です。
これがですね、本当に「あー分かる…。」といった内容なんです。
特別に意地の悪い人がいるわけじゃないんですよ。いじめとか、大きなミスをして落ち込むとか、そういったことではなく、何気ないポイントをピックアップしているのがいいんです。
周囲の人のちょっとした発言や行動でイライラしてしまったけど「人に言うほどのことじゃないよね」「私って心が狭い？」と思うことってありませんか？とりたてて文句を言必要はないし、批判の対象にはならないけれど「自分にとってはなんか苦痛・・・。」そんなお話が続いて、それこそこちらがイライラしちゃいます。

でも、放り出さずに最後まで読んでしまうのが面白いところなんです。すーちゃんは「嫌いな人」を克服するために自分なりの努力をするのですが、その葛藤にも共感できます。著者である益田さんは、人の心の映し方がとっても上手だなっと関心させられます。
嫌だからって逃げることができない、そんな毎日の出来事に向かい合ういい機会をくれる1冊です。


どんなことに興味を持つのか、何を面白いと思うのか、人それぞれですから本って難しい贈りものだと思います。でも、人にイライラさせられたり苦しめられたり…それを嫌だなって思う気持ちは多くの方に共通すること、だからついつい読み入ってしまう本です。色々考えながらも読み終わって、何となく人間力と女子力がアップしたような気分になれる「どうしても嫌いな人」、働く女性におすすめしたいです。転職するかたの退職祝いに贈るとおもしろいのではないでしょうか！ぜひチェックしてみて下さいね。