編集チームでは、直近のデータやアンケートの結果も交え、インサイトをもとにおすすめ商品を提案するとともに読者により良いプレゼント体験を発信する体制を整えています。
また正確性を担保し、偏見のないアイデアを発信するために、複数のソースから情報を取得します。ここでは、その分析手法をご紹介します。
1. データベース分析
私たちのチームでは、過去10年で100億回以上閲覧された膨大なデータベースを持っています。
閲覧数や購買数について、直近1ヶ月、昨年同時期と比較するだけでなく、各お祝いイベントや贈る相手、価格帯などの分野別のデータも取得・分析しています。
例えばワインを贈るシーンをひとつとっても、結婚祝いと父の日ギフトでは、予算も適した商品も異なります。このように、シーンや贈る相手に最適化した商品を提案できるのが、私たちの強みです。
2. 毎月大規模アンケートを実施
独自で持っているアンケートネットワークを使い、毎月200~300人にヒアリングを実施。「誕生日に女友達からもらって嬉しかったプレゼント」「父の日に贈って喜ばれたお酒の種類」「付き合いたての彼女へプレゼントしたときの失敗談」など、具体的な商品や体験談を集めます。
その結果を集計・分析し、今のトレンドや本当に贈って間違いないギフトを研究しています。
自社データベースの定量的な情報に加え、実際に贈って喜ばれた時のストーリーなど定性的な情報も加えることで、より「贈ってよかった」体験が増えていくと考えています。
使いやすいレディースバッグのアンケート集計結果(100件以上)
3. SNS分析
InstagramやTiktok、TwitterなどのSNSに詳しいスタッフが在籍しており、今後人気が出そうなものや流行りそうなものなど、世の中の今のニーズにマッチするものをいち早く取り入れます。また、インフルエンサーへのヒアリングも行い、インサイトを深掘りしてさらに考察を深めています。
例を挙げてみると、デパコスなどのブランド品は今でも人気ですが、近年SNSでは韓国コスメのようなプチプラブランドも注目度を高めています。こうした情報を迅速にキャッチし、提案していきます。
またギフトプランニンググループでは、独自でキャッチしたトレンド情報などを持ち寄り、SNSのデータとあわせて月に一度分析会を行っています。
一例
カイリジュメイ フラワーリップ
スワティ バスパール
メサージュ・ド・ローズ ブーケ・ミニヨン
4. 社会情勢の考察
昔から愛されている定番人気のギフトもありますが、5年前と今とではライフスタイルの変化も大きく、プレゼント選びにも影響しているのが実情です。近年では、スマホが普及したり、レジ袋の無料配布が廃止になったり、リモートワークが増えて働き方の多様化が広まったりと、このような社会の変化もギフトマーケットに影響を与えました。
例年の傾向に加えて社会的時世の考察も反映することで、よりもらって嬉しい体験に繋がるよう努めています。
5. 専門知識のあるギフトプランナーが編集
失敗したくないプレゼントという領域だからこそ、信頼性の高い情報発信を意識しています。このチームには、10年以上ギフトマーケットに関わるギフトプランナーが在籍しており、様々なデータを元に今流行りのプレゼントを提案しています。
ギフトプランナーとは?
- これまでに手掛けたギフト関連の記事数が500以上
- 過去50回以上、年間10回以上のプレゼントを贈っている
- ギフトのマナー・知識について、社内研修30時間以上履修済み
ギフトプランナーとは?
6. 各分野の専門アドバイザーが監修
専門アドバイザーが、サポート的ではなく編集部メンバーとして在籍しているのも、私たちのチームが信頼を得ている理由だと思います。
デパートバイヤーや販売員など、ギフト全般を長年扱ってセンスを磨いてきたスタッフや、花専門店での経験スタッフ、元ウェディングプランナー、元カタログギフト編集長などがおり、多様かつ深いギフトの専門知識をもとに適した商品や選ぶ時のポイントなどを提案します。
7. ギフトの評価基準を設定
独自に評価軸を設定、それぞれ10段階のポイントを付与し、各ページでおすすめするものを厳選・ランキング化しています。この評価は毎月更新され、常に最新の情報がわかるようにシステム化しています。
評価基準の例:
- 分析からわかる人気度
- プレゼントらしい見栄え
- トレンド、話題性
- イベントと価格帯のマッチ度
- 定番、オリジナル性