2016年、カカオ研究所がベトナムの「カカオツリーのオーナー権」を追加募集中!あなただけの木から穫れたカカオを新鮮なチョコレートに

ベトナムのカカオ農園で育つカカオツリーのオーナー権が募集中です。監修は、カカオ豆を焙煎する所からつくる「Bean to Barチョコレート」を扱うチョコレートショップ「カカオ研究所」。オーナー権を所有した方は、2017年秋、ご自身のカカオツリーから収穫されたカカオ豆を、チョコレートに製造された形で手にすることができます。2015年11月に受け付けを開始したこのプロジェクト。大好評につき2017年2月29日(月)まで募集期間延長となりました。木の本数には限りがあるので、早めのご応募をオススメします。

出典 cacaoken.com

1本の木から獲れたカカオの実が、あなた宛てのチョコレートに

カカオツリーのオーナー権を取得すると、まず最初にカカオ研究所から「オーナー証明書」が届きます。これが届いたら、約1年間に渡るカカオツリーオーナーとしての生活がスタート。カカオの収穫時期である11月までの期間、農園から送られてくる計3通の写真付き育成レポートと共に、ネームプレートがかけられたご自身のカカオツリーの実が育つのを見守ります。
そして、成長し収穫されたカカオ豆は、現地ベトナム農園内の、カカオ研究所監修の工房にてチョコレート(50g×20枚)に製造され、お手元に届けられます。日本にいながらにして、自分だけの木から獲れた出来立てチョコレートの味を楽しむことができるのです。

チョコレートを愛する「カカオ研究所」、創業のきっかけ

カカオ研究所の創業のきっかけは2013年、のちにオーナーとなる中野氏が、東京で訪れた手作りチョコレート店でBean to Barチョコレートの存在を知ったことから始まります。カカオ豆の産地や焙煎方法など、少しの違いで味が変わる点に魅力を感じ、2014年12月、九州で初めてBean to Barチョコレートを扱うチョコレートショップ「カカオ研究所」をオープン。店名は、知れば知るほど奥が深いカカオの魅力にとりつかれた中野氏が、「より良い味を求め日々探究する」という姿勢からつけられました。現在は福岡県飯塚市に店舗を構えるほか、キャンピングカーでの移動販売も行っています。

「Bean to Bar」とは?

Bean to Barとは、カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)になるまでの全ての工程を行う製造方法です。数年前、アメリカで工房が生まれ始まったのをきっかけに、現在はヨーロッパ、そして日本でも広まりつつあります。
様々な産地のカカオ豆を混ぜて使うのではなく、一か所で収穫した豆だけを扱うので、産地によって味が異なるのが大きな特徴。一般的なチョコレートよりもカカオ本来の味が強く残るため、豆の産地や質、各製造段階の手法など、一貫した生産者のこだわりを垣間見ることができます。

出典 cacaoken.com

カカオ研究所が惹かれた!ベトナム産カカオ豆の魅力

様々な産地のカカオ豆で試作を重ねるなか、カカオ研究所は、ベトナムはドンナイ省のカカオ豆と出会います。その特徴は強い酸味。酸味を消す添加物や乳化剤を使わずチョコレートに仕上げると、食べた後に、スパイスの効いたリッチな香りが口の中に広がります。
その奥深い味わいに惹かれたオーナーの中野氏は、何度もベトナムへ赴き、農家の人々と交流を重ね、やがて直接契約の農地を持つまでに信頼関係を築き上げました。そして現在、農園内にカカオ研究所監修の工房を建設中。今春完成予定です。

ベトナムのカカオ農家を取り巻く現状、そしてカカオ研究所の挑戦

現在、世界のカカオ豆のシェアは、コートジボワール産とガーナ産が6割を占めます。コートジボワールが年間約180トンのチョコレートを生産するのに対し、ベトナムは約1トン。アフリカや南米の主要産地と比べるとその規模はまだまだ小さく、また収穫後の発酵や乾燥などの技術面でも遅れをとっているのが現状です。
しかし、ベトナムなど高温多湿な気候の地域は、フルーティーな酸味を持つカカオ豆を育てるのに非常に適しているのです。特に東南アジアの北緯南緯20度以内の地帯は「カカオベルト」と呼ばれ、カカオの産地として注目を集めています。
そんなベトナムのカカオ農家に日本の製菓技術を提供し、共に研究、実験することで、現地の生産技術向上を図ろうというのが、カカオ研究所の取り組みの一つです。
また「消費者と直接の繋がりを持つことは、農家の人々の熱意をより一層高めるもの」と考えたカカオ研究所は、「もっとたくさんの人にベトナム産のチョコレートを知って楽しんでほしい」という願いと共に、個人がカカオの木のオーナーになれる制度を、今回初めて日本で導入しました。

出典 cacaoken.com

カカオ研究所「カカオツリーのオーナー制度」概要

■正式名称:カカオツリーのオーナー制度
■募集期間:~2016年2月29日(月)
■募集方法:ホームページ、または店頭
■価格:20,000円(税別)/木1本分(1年契約)
■カカオ研究所 お問い合わせ:0948-21-1533
カカオ研究所 公式ホームページ

ベストプレゼント編集部からのコメント

こんなに貴重な機会は滅多に無い!

チョコレートは日常的に口にしていても、カカオ豆や、その成長過程を目にしたことのある消費者は日本にはあまりいないのではないでしょうか。材料であるカカオの実は、どんな色や形で、どのように成長するのか。どんな人達がどんな作業を経て、私達がよく知る状態のチョコレートを作り上げているのか。製造現場の熱意や情熱を知る、大変貴重なチャンスです。

著者:ベストプレゼント編集部 武田あゆみ
百貨店のギフト販売を5年経験後、フリーライターへ転身。2015年9月よりベストプレゼント編集部に参画、プレゼント関連情報のニュースライターとして活躍。

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