日本の観光客に人気! 本場ドイツの「ミュンヘン・クリスマス市」
クリスマスのイベントとして日本でも広まりつつ「クリスマスマーケット」は、もともとはヨーロッパの伝統行事です。特にドイツは古くから大規模なマーケットが行われていて、いわば「クリスマスマーケット」の本家本元の国。ドイツのバイエルン州の州都であるミュンヘンは日本から直行便が出ていることも手伝って、その「クリスマスマーケット」は日本の観光客にも人気です。ミュンヘンの中でも特に名高いマリエン広場のマーケットは市庁舎前で行われ、毎年多くの人出で賑わい、詰めかけた人々は立ち食いや買い物を楽しみます。また、北海道札幌市と姉妹都市にあたり、クリスマスマーケットでも同市と関係の深いミュンヘン。本場の「ミュンヘン・クリスマス市」は、一度は体感してみたい、古き良き伝統を受け継いだクリスマスイベントとなっています。
「ミュンヘン・クリスマス市」の魅力に迫る
ドイツのクリスマスマーケットは、一つの都市で何箇所も開催されるのが普通です。ミュンヘンでも、オデオン広場近くの「中世のクリスマス」や、マリエン広場近くの小規模なマーケット「リンダーマルクト」など、いくつものマーケットが開かれています。一番大規模で賑わうのは市庁舎のあるマリエン広場のクリスマスマーケットで、観光に行ったなら必ず立ち寄りたいスポットです。
ミュンヘンで一番有名なマーケット 「クリストキンドルマルクト」
マリエン広場のクリスマスマーケットは、「クリストキンドルマルクト」といわれ、なんと14世紀から続いています。広場にある市庁舎から毎日アルペン地方のクリスマスミュージックの演奏が聞こえる中、大勢の人々がグリューワイン、レープクーヘン、焼きソーセージなどを立ち飲みあるいは立ち食いしながら、クリスマス雑貨などの買い物を楽しみます。「クリストキンドルマルクト」は伝統的な木の人形「クリッペ」が屋台に多く並ぶことで知られ、その品揃えはなんとドイツ一です。マーケットの歴史を知ることができる文化歴史ツアーも行われており、無料で参加することができます。冬のミュンヘンはマイナス5度にもなる寒さですが、それもどこかへ行ってしまうような楽しくて温かみのあるクリスマスマーケットになっています。
札幌市との絆から見る「ミュンヘン・クリスマス市」
北海道の札幌市と関係の深いミュンヘン。札幌で行われているクリスマスマーケット「ミュンヘン・クリスマス市in Sapporo」はミュンヘン市との友好から始まりました。ミュンヘンと札幌の絆を深めたのは、両市で開催された二つのオリンピックだったといいます。昔は冬季五輪と夏季五輪が同じ年に開催されており、1972年の冬季五輪が札幌で、夏季五輪がミュンヘンで開かれた縁で、同年8月に姉妹都市として提携することになったのです。「ミュンヘン・クリスマス市in Sapporo」は両市の姉妹都市提携30周年を記念して開催されるようになったもので、ミュンヘンのクリスマスマーケットをお手本にしています。長い歴史と伝統に加え、日本との絆も結んだミュンヘンのクリスマスマーケットは、私たち日本人にとっても親近感を覚えるハートフルなイベントです。
2015年 「ミュンヘン・クリスマス市」概要
2015年11月27日~12月24日まで、ミュンヘン市マリエン広場ほかで開催。
■ミュンヘンへのアクセス:羽田空港 ルフトハンザ・ドイツ航空 約12時間
全日空(直行便) 約11時間45分
成田空港 全日空(直行便) 約12時間15分
■ミュンヘン 公式サイト:http://www.muenchen.de/
■ドイツ大使館・総領事館 公式サイト:
http://www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/Startseite.html
本場の空気を体感したい2015年ドイツの「ミュンヘン・クリスマス市」
日本からも直行便が出ていて、観光しやすいミュンヘンのクリスマスマーケット。札幌市との心温まるエピソードも素敵です。古くから受け継がれた本場のクリスマスマーケットならではの空気を、是非、体感してみたいですね。