【結婚祝いのマナー】知っておきたい結婚祝いのマナーを徹底解説!正しい祝儀の相場、のし、渡し方は?

冠婚葬祭の「婚」は人生の中でも最も喜ばしい出来事の一つですが、お祝いを贈るのにも様々なマナーがあります。
せっかくのおめでたい日に失礼なことをしてしまうと、相手には一生の思い出となって残ってしまい、今後に人間関係にも影響が出る可能性があります。

そこで、失敗しないように結婚祝いとして贈るご祝儀やプレゼント、熨斗、訪問時の注意など知っておきたい細かいマナーを徹底解説します。大人の礼儀としてしっかりと見に付けて、当日慌てないようにしましょう。

知っておきたい結婚祝いのマナー

結婚祝いのマナーについて

  • 大人になると結婚のお祝いをする機会が増えて、マナーを問われる場面が増える
  • のし、ご祝儀、プレゼント、訪問など細かいたくさんのマナーが存在する
  • 直前になって焦らないように事前にマナーを把握することが大切

社会人になると同級生の友人や職場の方、また親戚など結婚をお祝いする機会が増えてきますが、結婚祝いに関して様々なマナーが存在しています。
一人の大人として冠婚葬祭をスマートにこなせたら良いのですが、熨斗の書き方やお礼状の書き方、結婚祝いのお返しなど結婚祝いには様々なマナーが存在しているので、はじめから全て知っている人は少ないです。

正しいマナーを身に着けていないと知らないうちに非常識な事をしてしまい、常識知らずとして恥をかいてしまうだけではなく、相手にとっても失礼なことをしてしまう事になるので祝福したい気持ちがいくらあっても全てが台無しになってしまうこともあります。

直前や当日になってから焦ってどうしたら良いのか焦る人がとても多いので、事前にしっかりとマナーを身に着けておけば、当日は焦ること無く余裕を持って心を込めたお祝いをすることができるでしょう。

【ご祝儀】に関する結婚祝いのマナーは?

ご祝儀のマナー

  • ご祝儀の金額は新郎新婦との関係性を始め自身の立場や年齢を考慮して決める
  • ご祝儀袋は10本結び切りの水引でご祝儀の1%が目安
  • 新札を用意して、上包みは上向きに折る
  • 式の1週間前に手渡しするのが正式なマナーだが、現在は当日受付で渡すことが多い

結婚式に関するマナーはたくさんありますが、その中でも特に悩むのがご祝儀とよく言われています。お金が絡むことなので、失敗すると今後の人間関係に影響するのではないかと心配になります。

そもそもご祝儀とは「祝儀の際の寸志」という意味があり、結婚式はもちろん誕生日や七五三など人生置けるおめでたいイベントのお祝いに贈る金品のことを指しますが、包装紙や包み方、飾りの選び方によってそのイベントやお祝いをする方との関係性によって変わります。

そこで今回は結婚式向けのご祝儀の準備から当日の渡し方までのマナーをご紹介します。

現在では殆どの方が結婚式に参列または披露宴に招待されたゲストが結婚のお祝い金としてご祝儀袋に入れて贈る風習をご祝儀として認識しています。結婚祝いには一度結んだらほどけない、という意味の「結びきり」の水引がついている祝儀袋を使います。

入れる金額によって祝儀袋にもランク(種類)があったり、名前など書き方にもマナーがいくつかあるのでしっかりと確認しておきましょう。

ご祝儀の相場

披露宴に出席した場合のご祝儀は3万円が一般的な相場です。ただし、新郎新婦との関係性や年代・社会的地位などによって金額が異なります。地域によって相場に多少の差もあり、関西地域の相場は若干高めとなっています。

年代別で考えた場合、大学生や20代前半の社会人なりたてと40~50代では経済力が異なるなど、年齢が上がると包む金額も上がる傾向があります。

夫婦で出席する場合は2人合わせて5~10万円、親戚関係で新郎新婦より年齢が高い場合は5万円、新郎新婦の兄弟姉妹は10万円など関係性によって金額が異なります。

しかし、職場の上司など年齢が上であっても3万円の場合もあります。また、兄弟姉妹でも20代であれば5万円が相場です。
この様に年代や関係性でうまく折り合いを付けた金額を渡す必要があります。

ご祝儀袋の選び方

ご祝儀袋は包む金額にふさわしいものを選ぶ事が必要で、包む金額の1%が目安となります。例えば3万円包む場合は300円のご祝儀袋というかたちです。包む金額が少ないのに豪華なご祝儀袋を選ぶとかえって失礼にあたります。

ご祝儀袋を購入する時にパッケージを見ると、いくらぐらいの金額に向けたご祝儀袋である、など情報が記載されている事があるので購入するときに見てみると良いでしょう。

結婚祝い用のご祝儀袋は金銀または紅白の一度きりのお祝いという意味を込めて「結び切り」か「あわじ結び」の水引がかかったものを使います。ご祝儀袋として同じ売場で販売されている「蝶結び」の水引は「何度でも結び直せる」ということから何度あっても嬉しい出産祝いなどに使う為、結婚のお祝いに使うのは縁起が悪いので絶対に辞めましょう。

ご祝儀袋の書き方

表面の水引上半分は「寿」が一般的で他に「御祝」「御結婚御祝」等が適切です。既にプリントされたご祝儀袋が多いのでそれを使っても良いでしょう。4文字は「死文字」と言われており、「祝御結婚」などは避けましょう。

文字は毛筆、筆ペン、サインペンを使用し、ボールペンや万年筆の使用はNGです。濃い墨の楷書体で記入しましょう。薄い墨はお葬式など弔事に使うものなので絶対に避けましょう。丁寧にバランス良く心を込めて書きましょう。

水引の下半分にはフルネームで名前を記入します。楷書体で記入し、ポイントは名目よりも少し小さめに書きます。
複数人でご祝儀を贈りたい場合は、まず目上の人の名前を真ん中より少し右側に書き、その後は左へと連名を記入します。友人同士で贈る場合は五十音順がスマートです。

連名は3名が限度ですので、3名以上の場合は代表者の名前を書き、左側に「外一同」と書き添え、別紙に全員の氏名を書いて中包みに同封します。基本的には夫婦や家族を除いて連名を使いませんが、結婚式に参加できない人たちが数人一緒にお祝いを渡す場合などには使用します。

中袋の表には包んだ金額を、裏には自分の住所・氏名を記載します。既に記入する欄が印刷されている場合は記入欄に合わせて書きます。金額は漢数字で記入します。

ご祝儀袋の入れ方・包み方

お札は「結婚式を心待ちにしていた」という気持ちを表すためにも新札を用意しましょう。郵便局や銀行などで交換しても貰えますが、予め少し前から新札を入手したらとっておくと良いでしょう。お札の向きを揃えて中袋を開いた時に表側が上になる様に入れます。

上包みは「幸せを受けるように」という意味から、上向きに折り返して水引にかけるようにします。重ね方を逆にすると「不祝儀袋」という弔事の折り方になってしまうので絶対にやめましょう。

ご祝儀の渡し方・渡すタイミング

結婚式のご祝儀袋は結婚披露宴の当日に受付で渡すものが一般的だと思われている方が多いですが、本来は披露宴に招待されている場合は1週間前を目安に事前に贈るのが正式なマナーです。

正式なマナー通りに事前にお祝いを贈った際は、披露宴当日に再度ご祝儀を渡す必要はないので「お祝いは先に済ませています」と受付の方へ伝えれば大丈夫です。

結婚式の当日渡す場合は披露宴の開始30分前には到着するようにして、「本日はおめでとうございます。お招きいただきありがとうございます」などお祝いの言葉を述べてから袱紗から祝儀袋を出し、「気持ちばかりですが、お納め下さい」と挨拶をして、受け取る側に祝儀袋を向けて両手で渡します。
若い男性ですと、正式ではありませんが、袱紗ではなくスーツの内ポケットに入れている方も多く見られます。

郵送する場合

結婚式や披露宴が行われる1週間前までに新郎・新婦に郵送の「現金書留」で贈るようにしましょう。ポスト投函ではなく、郵便局の窓口から発送しましょう。また、追跡サービスを利用してちゃんと届いているか確認すると安心です。

ご祝儀袋に入れた現金を贈りたいが、現金書留封筒にご祝儀袋が入らない場合は、大きな現金書留封筒(21円)も用意してあるので使うと良いでしょう。

また、現金書留は手紙も一緒に同封しることができるので、お祝いの気持ちを込めてメッセージや手紙を添えるとより良いでしょう。

結婚祝いで気をつけたい【数字】のマナーは?

結婚祝いで気をつける数字

  • 「4」「6」「9」と偶数は避ける
  • 偶数のうち「2」「8」は縁起が良い数字とされる
  • ご祝儀の金額だけではなく、プレゼントのセット数なども注意する

避けるべき数字は「4」「6」「9」と「偶数」です。

4は「死」を5は「苦」を6は「ろくでなし」「獣の数字(墜落や悪魔を表す)」と言われているので、避けます。
偶数は「割れる」数字なので「分かれる」「割ける」などという意味があり、結婚祝いではタブーとされています。
この数字はご祝儀の金額だけではなく、食器など複数個でセットになっているプレゼントを贈る場合にも注意が必要です。

また「4文字(死文字)」といて4文字を使うことは避けるべきだと考えられています。

偶数避けたほうが無難と既にご紹介しましたが、最近では「2」はペア、「6」は半ダース、「12」は1ダースと「1組」として考えるため、これらの偶数でも慶事に使用しても大丈夫です。
また「2」はペア(夫婦)、「8」は末広がりという様に逆に縁起が良い数字としても認識されています。

【プレゼント】に関する結婚祝いのマナーは?

結婚祝いプレゼントのマナー

  • 1~2万円のプレゼントが一般的
  • 縁起が悪いイメージの品物、セットの数に注意して選ぶ
  • 10本結び切りの水引の外熨斗を添える

結婚祝いでプレゼントを贈る場合のプレゼントにもマナーやしきたりがあります。相手に喜んでもらえるように、そして恥ずかしい思いをしないようにしっかりと確認しましょう。

一般的に「縁を切る」というイメージにつながる「はさみ」「包丁」「ナイフ」、「割れる・壊れる」を連想させるグラス類や陶磁器は避けるべきという考え方がありますが、新生活に必要な物としてリクエストされる場合があります。食器は割れることから「幸せが増える」、包丁は「幸せを切り開く」という解釈の仕方も有るので、相手が喜んでくれるものであれば選んでも大丈夫でしょう。

また、複数個の物を贈る場合は偶数は「割り切れる」ので避けるようにします。しかし、ペア「2個」、半ダース「6個」、末広がりの「8」、1ダース「12個」は一組として考えて良いとされているので、使ってしまっても問題ないです。

プレゼントの相場

結婚祝いのプレゼント相場は「1~2万円」程度が目安です。
会社の同僚なら「5000円~1万円」、友人なら「1~2万円」、身内の親戚に贈るなら「2~3万円」、親から子へは「5万円」かそれ以上、兄弟へは「3万円」が相場です。
会社や友人同士で集まって少し高級なギフトを贈るのも喜ばれます。

熨斗は必要?

お店で結婚祝いを購入する際に熨斗は何を付けるか聞かれることがあると思いますが、「親しい仲にも礼儀あり」ということわざの通り、友人のなどカジュアルな関係であってもマナーとして「熨斗」を付けて贈りましょう。
水引は「結び切り」で、表書きは「寿」か「御祝」にしましょう。水引の下段には自分の名前を入れるのが一般的です。

熨斗があるときちんと感もアップするので、デパートやギフト専門店でなくても対応しているお店は多いので、結婚祝いを購入する際には「熨斗を付けて欲しい」と申し出るようにしましょう。

熨斗の書き方

10本水引きで「結び切り」の熨斗紙を使用します。
表書きは「寿」がよく使われており、他には「御祝」「お祝い」「御喜び」「御結婚御祝」「ご結婚お祝」「ご結婚祝い」などが使用できます。4文字は不吉な数なので「御結婚祝」など4文字は避けましょう。

濃墨の毛筆(筆ペン)を使い楷書で記入します。
水引の下段にはフルネームで贈る人の名前を入れます。

グループでプレゼントを贈る際は3名までであれば連名として氏名を縦書きし、3名以上になる場合は代表者と「外一同」とかいて、別途連名者を書いた紙に記載して添えます。右位置が上位となるため、年齢や社会的地位が上の人を右位置にし、左側へ順に記入します。
ご夫婦など男女連名の場合は男性が右で女性は左です。特に順位がない友人関係の場合は、五十音順に記入します。

「外熨斗」と「内熨斗」がありますが、結婚祝いには包装紙の上から貼る「外熨斗」が適切です。どんな目的で贈ったのか表書を見ればすぐに分かるようにしておくためです。

プレゼントの渡し方・渡すタイミング

結婚報告を受けてから送る場合を除き、一般的には結納や招待状を受け取った後から挙式の1週間前に贈りましょう。正式なマナーは挙式1週間前までの吉日(大安等)の午前中に直接持参します。

1週間前までに用意できない場合は、新婚旅行から帰ってしばらくしてからや転居後の新居へ落ち着いた頃に持参するのがオススメです。その際は「目録」だけを先に渡しておいて、後日届けるなどしましょう。結婚式当日は先方の邪魔になってしまうので、会場での手渡しは避けましょう。

最近では直接相手の自宅へ配送で届ける事も増えており、重いプレゼントなどは配送すると便利です。プレゼントにはお祝いのメッセージカードを添えて贈ると良いでしょう。

郵送する場合

結婚祝いを手渡しする際は直接本人にお祝いの言葉を述べることができますが、郵送する場合はお祝いのメッセージカードなどを同封するか、送り状を別送すると良いでしょう。

郵送の場合「外熨斗」だと破れたり汚れたりする可能性があるので「内熨斗」を選んでも良いでしょう。また、地域により週間の違いも有り、関東では「外熨斗」が使われますが、関西では「内熨斗」が多いといわれています。

結婚祝いに贈ってはいけないNGなプレゼント

結婚祝いにNGのプレゼント

  • 「割れ物」の食器、陶器、ガラス、鏡類など
  • 「刃物」のナイフ、ハサミ、包丁など
  • 「消えもの」の食べ物、洗剤など
  • セット商品の場合は個数にも注意

結婚祝いのプレゼントでは気をつけたいポイントがあります。

結婚には向かない言葉を連想する品物は避ける風習があります。例えば「割れる」「壊れる」「切り裂く」などの陶器や刃物、そして「消えもの」である消耗品です。

ハンカチは「手巾(てぎれ)」と書く為、櫛(くし)は「苦」「死」を連想する為、お茶は弔事に使われるのでNGです。しかし、最近では新生活用としてカトラリーのセットもよく贈られているなど、特に縁起を気にする2人の場合は避けるようにすれば良いでしょう。

セット商品を贈る場合には個数にもタブーがあり、代表的なのが4(死)、9(苦)はNGです。2で割り切れる偶数は仏事で使われるので奇数が縁起が良いとされています。しかしペア(2)・半ダース(8)、1ダース(16)は1組と考えられているので数の問題ありません。

また、新郎新婦の勤務先のライバル社の製品を贈ったり、異性の友人に対して肌着やアクセサリーなど身につける物は贈らないようにしましょう。特に異性の友人に贈る際は何人かで一緒に贈ったり、夫婦2人で使えるものを贈るなど、相手に誤解を与えない様に気をつけましょう。

割れ物

鏡や陶器、ガラス製品などの「割れ物」は「仲が割れる」ということで縁起が悪いとされています。
しかし最近では「割れる→数が増える」ということから、「幸せが増える」「子供ができて家族が増える」と良い解釈をされることも多くなり、縁起が良いと変わってきています。

刃物

新婚生活に役立ちそうな包丁やナイフ、はさみなどの「刃物」ですが、「縁を切る」「(2つに)切れる」「(関係を)断ち切る」などと連想される為、避けるのが無難です。

しかし、「幸せな人生を切り開く」「未来を切り開く」というポジティブに考える説も最近では出てきているので、あえてプレゼントに選ぶ方もいます。

相手からリクエストされた際には「お二人で幸せな人生を切り開いていってください」などメッセージを添えて贈ると誤解されなくて良いでしょう。
しかし、マナーに厳しい方へは悪く捉える方も居るので選ばないようにしましょう。

消えもの

「消えもの」とは使うとすぐになくなる種類の物です。食べ物や洗剤、入浴剤、お香などがあり、新婚生活を始める2人に対して「すぐ消えて無くなる」というのは縁起が悪いと思われています。
パッケージやお菓子がかわいくて華やかな美味しいブランドのお菓子を結婚祝いに、と考える方もいると思いますが気をつけましょう。

しかし、最近では物を増やしたくない人が増えており、「消えもの」を好む方も居ます。また、「既に色々な物を貰っているので逆に食べ物は嬉しい」というカップルの声も多く、あまり好みの分からない相手には消えものが無難だったりもします。

贈る相手に合わせたマナーでそれぞれの好みに合わせてプレゼントを選ぶようにしましょう。

【職場の人】に対する結婚祝いのマナー

職場の方への結婚祝いマナー

  • ご祝儀の金額は相手との関係性や自分の役職などを考慮して決める
  • 上司より多く渡さないなど周りと相談して金額を包むことが鉄則
  • プレゼントは周りに人が居ない時に渡す

職場の方向けへのご祝儀の金額は自身の役職や相手との関係性を考えて、その都度決めなくてはならないことが多い為、一律に常識とされている金額があってないようなものです。

また会社によって独自のルールを儲けている場合もあります。例えば部長クラスは「5~7万円」、課長クラスは「3~5万円」役職なし「2~3万円」など予め金額を決めている場合があります。上司のご祝儀よりも部下のほうが多く包むといった失敗がないように、周りの同僚や先輩たちに確認してみると良いでしょう。

職場の方へ結婚プレゼントを渡す場合、まだプレゼントを贈っていない他の同僚や部下、上司にお祝いを貰う側が気を使ってしまわない様に大勢の前で渡さないようにしましょう。会社で渡す場合は、出社時や退社時、休憩中など周りに人が居ない時に渡すと良いでしょう。

【目上の人】に対する結婚祝いのマナー

目上の人に贈る結婚祝いのマナー

  • 目上の方へ避けたほうが良いプレゼントがあるので注意する
  • 靴や靴下、筆記具、ベルト、カバン、腕時計は目上の方にはタブーとされる
  • 高額過ぎる贈り物ではなく分相応な額を設定する

お世話になっている上司など目上の方には「靴や靴下」は「踏みつける」という失礼な意味があるなど、気をつけなければならない品があります。

筆記用具などは贈りやすいのですが、「もっと勤勉に」、ベルトは「気を抜かずに」という意味があるなど、他にはカバンや腕時計なども良い意味がありません。また、承知の上であるとか親しい間柄ではない限り、現金や商品券は失礼にあたるので注意しましょう。

また、高額過ぎる贈り物は、更に上の立場の人が渡すご祝儀の額を越えることになると大変失礼なことになるので、立場や関係性なども考えて、分相応な贈り物をするようにしましょう。

結婚式や披露宴をしない場合のお祝いの渡し方

挙式や披露宴をしない場合のお祝い渡し方

  • 入籍日が分かっている場合には、1週間前までの吉日午前中に手渡しする
  • 結婚が決まった報告や入籍を耳にしたら早めに渡す
  • 挙式のみの場合「ご祝儀辞退」というお知らせもある場合があるので注意する

最近は結婚式を挙げずに入籍だけで済ませたり、家族のみなど内々で結婚式が多くなっています。

結婚のお祝いは式を挙げる場合も挙げない場合も結婚が決まったという報告や入籍したことを耳にしたら早めに贈りましょう。入籍日が分かっている場合は遅くとも1週間前の大安や先勝の午前中に自宅まで伺って手渡しするのが正しいマナーです。
遠方や都合で手渡しが難しい場合は、現金書留などでメッセージを添えて贈ったり、郵送で贈ると良いでしょう。

また、挙式は行うが披露宴を行わない人も増えています。このような場合に「ご祝儀辞退」というお知らせが事前にある場合にはその申し出に従うのがマナーです。特に親しい方へお祝いの気持ちを渡したい場合には披露宴出席時に渡す金額よりも少ない金額を包むのが一般的です。

結婚したことをしばらく経ってから知った場合はすぐにお祝いを渡すと良いでしょう。自分の都合で贈るのが遅くなった場合は一筆お詫びを添えておくことを忘れずにしましょう。

結婚祝いに贈るメッセージのマナー

結婚祝いメッセージのマナー

  • メッセージにも、相手との関係性によってマナーがあるので注意する
  • 「忌み言葉」や「重ね言葉」は使わない
  • カード正面が封筒の表側になるように入れて贈る

お祝いのメッセージは相手との関係性やタイミングなど贈る相手によってマナーや相応しい内容が変わってきます。いくら気持ちをこめていても、縁起が悪い言葉を使用するなど失礼にあたる行為をしないように気をつけましょう。

メッセージを書く時は忌み言葉や重ね言葉などはお祝い事にはタブーとされています。また、メッセージカードは封筒に入れる際にはカード正面が封筒の表側に入れて贈るなど向きにも気をつけましょう。

from 編集部   結婚祝いマナーのまとめ

いかがでしたでしょうか。
たくさんのマナーが存在しますが、ポイントを抑えておけば失敗することは無いでしょう。結婚するカップルとの関係性によってマナーが変わるため、何かお祝いをする際にはマナーを再確認しておくことがオススメです。

最近は結婚式を挙げないカップルも増えている様にマナーも少しずつ変化してきています。昔はタブーとされていたことが、現在では縁起が良いという真逆の意味を持つ事も増えてきました。

結婚するカップルをしっかりと見極め、分相応で相手に合ったお祝いをしましょう。不安な場合は同じ立場の友達や同僚、上司や先輩、家族などに聞いて、失敗しないようにしましょう。

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